「あ、あれ?動かねぇ…(ポチポチポチポチ)」
「リモコンの電池切れかな」
「ちょっとそのリモコン貸してみて」
「はい、どうぞブルー先生」
「リモコンのランプが点滅してるから電池は大丈夫」
「どうした?」
「リモコンは正常だけど、動かないってやっぱりモーターだよね」
「ちょっと見てみるか」
「こ、これってやっぱり全交換になる…?」
「モーターだけの交換で直るな、ブルー持ってきてくれ」
「了解!」
「電動シャッターが動かない時、リモコンをまず疑ったイエローは正解だが今回はモーターの故障が原因のため部品交換だけで済む」
「良かった~~~!全部交換しないといけないと思ったー!」
「 ップww 」
「ちょっとグリーンも手伝ってよ…ってなに耳おさえてるの?」
「あの…めっちゃうるさいんですけど…」
「あー異音ね、ここのシャッターいつもこうだから慣れちゃった」
「待て!異音のするシャッター直せるぞ!」
「レ、レッド!?」
「やはり…レールにシャッターがあたっているな」
「と、言うことは…」
「俺に任せとけ!これならちょっとした手直しですぐ直る!」
「さすがレッド!」
「別に直さなくても良かったのに…」
「イヤイヤイヤこのままだともっとお金のかかる修理になってたかもしれないじゃないか」
「そうだ!ちょっとした異常も見逃さず、日頃のメンテナンスが大切と言う訳だ」
「はーい………」
「うわああああ何をやっているんだ!?」
「ヘッヘッヘッ 俺たちゃ悪さが大好きなんだ」
「おい待てえええ!!」
「あいつらまた派手にやりやがったな…!!」
「はい、高知ワンワン保険です」
「またぶつけられちゃって…」
「今回は相手が逃げているため残念ながら保険を使えないですね…」
「んー困ったわね…今月うち赤字なのよね」
「なんとか安く修理する方法はないの?レッド」
「こんなの全部交換する他ねえだろ」
「いや、当面のその場しのぎになるが今より目立たなくすることができる」
「親分またあの裏ワザっすか!」
「裏ワザではない。応急措置とはいえ立派な職人技だ。」
「俺はひとまず高知警察署に被害届を出しときますね」
「どんな状況でも自分で判断せずにとにかく私たちに相談してね」
「うむ。」
「うひゃああこりゃやばい台風だ」
「ゲ、木が刺さってる!?」
「こんな時はシャッター911に電話だ!」
プルルルル
「はい、高知シャッター911です。…はい!今すぐ向かいます!!」
「大丈夫ですか!?」
「おおおお!!こんな日にも来てくれるなんて…」
「すごい被害だ…」
「直りますかね…」
「俺たちに任せてください!」
「ウワーーーーン!今まで悪さをしてごめんよううう」
「今回は全部交換しないといけないけど、新しいシャッターに保険で直るよ」
「僕たちから保険屋さんと話を進めて一刻も早く修理できるようにするので安心してください」
「そ、そんな事までやってくれるとは…ありがたい」
「やっぱり頼れる味方だ」
「お前も仲間に入るか?今ちょうど人が足りねえんだ」
「ブラックとして働かせていただきます!!!」
「修理が終わったらあんたのその悪人ヅラもなおさないとね」
「........」